「モーションコミック作成ツール」といっても、できることはさまざまです。描き上げたコマを動かすものもあれば、漫画のページ全体を読む順番に沿って動かすものもあります。脚本を出発点にするものや、テキストプロンプトから新しい絵を生成するものもあります。何を素材にして、どんな作品に仕上げたいかによって、最適な選択は変わります。
はじめに: Comik AI は私たちの製品です。公平に比較するため、他のツールの説明は、2026年10月に確認した各ツールの公式サイトの記載に基づいており、私たちが実際に試した結果ではありません。機能は頻繁に変わるため、選ぶ前に各サイトをご確認ください。同じ理由で、料金は掲載していません。
目的別のおすすめ
- 手持ちのコマやページ全体を、キャラクターのセリフ音声付きで動かしたい: Comik AI
- 漫画のページを右から左への読む順番に沿ったプロモーション動画にしたい: LlamaGen
- 字幕や吹き替え付きのナレーション入りエピソードを作りたい: Pexo
- 絵やテキストプロンプトから短いアニメーションを手早く作りたい: Dreamina
- 脚本から始めて、キャラクターの一貫性を保ちたい: AniKuku
- まず新しい漫画風の絵を生成してから動かしたい: Morphic
AIモーションコミック作成ツールは何を基準に選べばいい?
- 何を素材にするか。 自分のコマ、ページ全体、脚本、テキストプロンプトのどれから始めるのか。これが最も重要です。
- 元の絵を保てるか。 自分で描いた漫画なら、描き直されるのではなく、キャラクターや線画が元の絵だと分かる状態で残ることが大切です。
- 声。 キャラクターがセリフを話せるか、キャラクターごとに違う声を選べるか。
- 効果音と音楽。 動画と一緒に生成されるのか、別の編集ソフトで後から加えるのか。
- カラー化。 モノクロ漫画をアニメーション化するときに、同時に色を付けられるか。
- 長さとシーンのつなぎ方。 1ショットずつ動かすのか、複数のコマをつないだ映像を自動で作るのか。
各ツールを比較すると?
他のツールの説明は、各ツールの公式サイトの記載に基づいています。
| ツール | 出発点となる素材 | 声と音 | 向いている用途 |
|---|---|---|---|
| Comik AI | コミック、漫画、Webtoonの1コマ、または複数のコマがあるページ全体 | 音声ライブラリや自分の音声によるキャラクターボイス、効果音、音楽 | 手持ちのコマやページ全体を、元の絵を保つか自動でカラー化し、セリフ音声付きで動かす |
| LlamaGen | 漫画のページや連続するコマ | 音声言語のプリセットと、セリフや効果音の指示 | 漫画のページを読む順番に沿って動かす |
| Pexo | 文章による説明、アップロードした絵、脚本 | ナレーション、キャラクターのセリフ、音声クローン、字幕付きの吹き替え | ナレーション入りのエピソードを完成させる |
| Dreamina | 絵やテキストプロンプト | シーンに自動で合わせた効果音、セリフ、音楽 | 短い漫画アニメーションを手早く作る |
| AniKuku | 脚本 | 完成したエピソードに含まれる声と音 | 脚本を出発点に、キャラクターの一貫性を保ったエピソードを作る |
| Morphic | 絵を生成するためのテキストプロンプト | 編集時に加える音楽と効果音 | 新しい漫画風の絵を作って動かす |
各ツールの特徴
Comik AI
向いている用途: 手持ちのコマやページを動かし、キャラクターごとにセリフを話させる。
コミック、漫画、Webtoonの1コマ、または複数のコマがあるページ全体をアップロードし、アニメーションのスタイルを選びます。Original Art(原作画のまま)は描かれたままの絵を保ち、Auto Color(自動彩色)はモノクロ漫画を動かすと同時にカラー化します。ページ全体にはそれぞれの Multi-Panel 版があり、各コマをシーンにして、物語の順番で再生する1本の動画にまとめます。吹き出しのセリフは音声になります。音声ライブラリから声を選ぶか、「ローカル音声を使用」で自分の音声をアップロードし、プロンプト内の @ メンションで各キャラクターに割り当てます。シーンに合った効果音やBGMも加えられます。
確認しておきたい点: 1本の動画で扱うのは1コマまたは1ページで、長さはモデルによって異なり、最大30秒です。複数ページにわたる長い物語では、ページごとに動画を生成し、編集してつなげます。モーションコミック動画の生成には、有料プランのクレジットを使用します。
LlamaGen
向いている用途: 完成した漫画のページや連続するコマを、読む順番に沿って動かす。
同社の漫画動画化ページによると、元の右から左への順番でページやコマをアップロードすると、ページ内のコマ順と見せ方に沿ったアニメーションになります。スクリーントーン、スピード線、線画を活かすと記載されています。音声言語は日本語があらかじめ選択されており、変更も可能です。標準の出力は16:9のプロモーション映像で、縦型向けに画角を調整できます。
確認しておきたい点: このページは、既存のコマを連続させた映像を中心に紹介しています。カラー化機能についての説明はありません。
出典: llamagen.ai/manga-to-video
Pexo
向いている用途: ナレーション入りのエピソードの制作。特に、複数の言語に対応させたい場合。
同社の漫画動画ページによると、シーンを文章で説明する、自分のコマをアップロードする、脚本から作るという方法を、1つのプロジェクト内で組み合わせられます。ナレーションやキャラクターのセリフを生成し、自分の声を複製できるほか、同じ動画を他の言語に吹き替え、同期した字幕を付けられると記載されています。タイムラインエディターを使わずに、ショットをひと続きの映像にまとめます。
確認しておきたい点: 漫画動画ページではモノクロ漫画の見た目が説明されており、カラーの選択肢には触れていません。
出典: pexo.ai/create/manga-video
Dreamina
向いている用途: 絵やテキストプロンプトから、短い漫画アニメーションを手早く作る。
Dreamina は CapCut のサービスです。同社の漫画アニメーションのページには、参考画像やテキストプロンプトを出発点に絵を音声付き動画に変換し、効果音、セリフ、BGMをシーンに自動で合わせられると記載されています。より鮮明に仕上げるためのアップスケール機能も紹介されています。
確認しておきたい点: このページには、キャラクターごとに特定の声を選ぶ方法の説明はありません。
出典: dreamina.capcut.com/resource/animated-manga
AniKuku
向いている用途: 同じキャラクターが多くのショットに登場する、脚本を出発点としたプロジェクト。
同社のモーションコミックガイドによると、AniKuku は脚本を整理された制作プロジェクトに変換します。各ショットは再利用できるキャラクターやシーンの素材と結び付き、絵コンテで映像の構成を決め、ショットを1つずつ生成してからまとめます。キャラクターやシーンの一貫性を保ちながら、コマを声や音のあるアニメーションのエピソードにすると説明されています。
確認しておきたい点: このガイドには、声や音の設定方法に関する詳しい説明はあまりありません。
出典: anikuku.com/blog/ai-motion-comic-maker-guide
Morphic
向いている用途: 新しい漫画風の絵を生成してから動かしたいクリエイター。
同社のモーションコミックガイドによると、Morphic の Canvas で、Manga スタイルモデルや自分で学習させたカスタムスタイルモデルを使い、テキストプロンプトから漫画風の画像を生成します。その後、Video Mode で各画像を動かし、動画編集ソフトでクリップをつなげます。
確認しておきたい点: このガイドでは、編集時にBGMや効果音を加えることを勧めていますが、音声生成についての説明はありません。
どのツールを選べばいい?
- 完成したコマやページを動かして、キャラクターに話させたい: Comik AI。Original Art は描かれたままの絵を保ち、Multi-Panel スタイルはページ全体を1本の動画にします。
- モノクロ漫画をカラーにしたい: Comik AI の Auto Color。1コマにもページ全体にも使えます。確認したページの中で、モノクロ漫画をアニメーション化するときに同時にカラー化すると説明しているのは、このツールだけです。
- 右から左への読む順番に沿った漫画のプロモーション動画を作りたい: LlamaGen。
- ナレーション、字幕、他の言語への吹き替えが必要: Pexo。
- 脚本から始めたい: AniKuku。
- まだ絵がない: テキストプロンプトから始められる Morphic または Dreamina。
複数のツールを組み合わせるクリエイターも多くいます。たとえば、あるツールでコマを生成し、別のツールで声を付けて動かすこともできます。
よくある質問
おすすめのAIモーションコミック作成ツールは?
何を素材にするかによって変わります。Comik AI は、手持ちのコマやページ全体をセリフ音声付きで動かすためのツールです。右から左への読む順番に沿った漫画のプロモーション動画なら LlamaGen、吹き替え付きのナレーション入りエピソードなら Pexo、脚本から始めるプロジェクトなら AniKuku を試してみてください。
AIで漫画のページ全体を1本の動画にできますか?
はい、対応しているツールがあります。Comik AI では、ページをアップロードして Multi-Panel スタイルを選ぶと、各コマがシーンになり、物語の順番で再生される1本の動画になります。LlamaGen の漫画動画化ページにも、ページを右から左の順番でアップロードする方法が記載されています。
漫画のキャラクターに声を付けられるツールは?
Comik AI、Pexo、Dreamina はいずれも、公式サイトで音声やセリフの機能を紹介しています。Comik AI では、プロンプト内の @ メンションでキャラクターごとに声を割り当てます。
元の絵柄を保てますか?
はい、手持ちの絵を動かすツールなら可能です。Comik AI の Original Art は、コマのキャラクター、線画、トーンを保ちます。LlamaGen の漫画ページにも、スクリーントーンと線画を保つと記載されています。仕上がりはコマによって変わるため、ご自身の絵で試してみてください。
これらのツールは無料ですか?
プランや料金は頻繁に変わるため、各ツールの料金ページをご確認ください。Comik AI でモーションコミック動画を生成するには、有料プランのクレジットを使用します。
自分のコマで試してみる
選ぶためのいちばん早い方法は、思い入れのあるコマで試すことです。AIモーションコミック作成ツールを開き、コマをアップロードして、キャラクターに声を付けてみましょう。
